ブラックウォールナットは北米材で、アメリカン~、と呼ばれることもあります。日本で言うところのクルミ材=オニグルミに近い樹で、ともにいわゆるクルミの実がなります。

 クルミ材は衝撃を吸収するらしく、昔は猟銃などの銃床に使われたと聞いたことがあり、ブラックウォールナットもかつてそうであったと聞いたことがあります。両者を比較すると、木目はよく似ているように思われますが、ブラックウォールナットの方が少し重量があり、その分だけ硬く強度が得られるような気がしています。

 そのブラックウォールナット材で製作したスツールです。最小構成の部材数と最低限の太さと言うことを考えながら製作してみました。すっきりとして見た目をねらって、脚の先端の太さを細くしています。座面はデニッシュペーパーコードの鹿子編みです。

D550×W350×H430
ブラックウォールナット材×ペーパーコード製作