蒔地白漆の皿


 漆芸で、拭漆をしながら地の粉と呼ばれる砥石の粉をかけることを繰り返し下地を作る、蒔地という手法があります。その、蒔地をした後に白漆、拭漆をすることで、陶器のような表情が現れました。顔料が入った白漆を塗っており、時間がたつにつれて漆が透けて色は薄くなっていきますが、真っ白にはなりません。
 

蒔地白漆塗り
D210×T15